「メルカリShops(メルカリショップス)って、ふつうのメルカリと何が違うの?」——これから物販を始める方から、いちばんよくいただく質問です。同じメルカリのアプリの中に見えますが、個人アカウントのメルカリは「フリマ」、メルカリShopsは「ネットショップ」で、性格がかなり違います。この記事では、実際に両方で販売してきた経験をもとに、違いをやさしく整理します。
ひとことで言うと:「フリマ」と「お店」の違い
個人のメルカリは、自分の持ち物を1点ずつ手放すためのフリマです。一方メルカリShopsは、事業として商品を「販売する」ためのお店。同じ商品を在庫数を決めてくり返し売ったり、ショップとしてファンを付けたりできる、商売のための仕組みが用意されています。
主な違いを表で比較
| 個人のメルカリ | メルカリShops | |
|---|---|---|
| 位置づけ | フリマ(個人の売買) | ネットショップ(事業の販売) |
| 開設 | 誰でもすぐ | 審査あり(個人・個人事業主・法人) |
| 同じ商品の在庫販売 | 1点ずつ出品し直し | 在庫数を設定してまとめて販売できる |
| 販売手数料 | 販売価格の10% | 販売価格の10% |
| スタッフに作業を任せる | 規約違反(アカウントの共有・代行はNG) | 公式の「スタッフアカウント」制度で可能 |
| 値下げ交渉 | コメントで交渉されるのが日常 | 基本なし。決めた価格で売れる |
| 販促機能 | — | クーポン・タイムセール等の店舗向け機能 |
※手数料や機能は変更されることがあります。最新の条件は必ずメルカリShops公式の案内をご確認ください。
いちばん大事な違い:「出品作業を人に任せられるか」
事業として売るなら、実はここが決定的な違いです。個人アカウントのメルカリは、規約でアカウントの共有や出品の代行が禁止されています。家族に手伝ってもらうのも本来はグレーです(詳しくは出品代行と規約の記事をご覧ください)。
一方メルカリShopsには、公式に「スタッフアカウント」制度があります。ショップのオーナーがスタッフを招待し、撮影・出品・発送といった作業を分担できる仕組みです。つまり、売上が伸びて作業が回らなくなったとき、堂々と人に任せられるのはメルカリShopsだけなのです。
メルカリShopsのデメリットも正直に
- 開設に審査がある:販売する商品や事業内容の登録が必要で、個人メルカリほど気軽ではありません
- 出品を続けないと埋もれる:お店として認知されるまでは、コンスタントな出品と評価集めが必要です(ショップの育て方の記事で詳しく解説しています)
- 個人の不用品処分には大げさ:1点ものを数点売るだけなら個人メルカリで十分です
結論:どちらで売るべきか
判断の目安はシンプルです。
- 自分の不用品を手放したい → 個人のメルカリ
- 仕入れた商品を事業として売りたい・続けて売りたい → メルカリShops
事業としての販売を個人アカウントで続けるのは、規約の面でもリスクがあります。「せどり・物販をちゃんとやっていく」と決めたタイミングが、メルカリShopsへ切り替えるタイミングです。
まとめ
メルカリShopsと個人メルカリの違いは「お店かフリマか」。在庫販売・販促機能・そしてスタッフに作業を任せられる制度が、事業向けのメルカリShopsの強みです。開設したあとの「出品を続ける体力」が課題になったら、作業代行という選択肢も思い出してください。
